第8回 「香りとココロ」
2007.04.28 Saturday 12:10

香りによって一瞬にして気分が変わるという経験を皆さんは
お持ちかと思います。
香りの大きな効果の一つは感情面に強く働きかけることです。
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)のうち、嗅覚が最も
感情面に働きかけるそうです。それは、脳の仕組みからも明らかで、
嗅覚以外は感覚器からの刺激が知性・理性の脳である大脳新皮質を
経由して感情の脳である大脳辺縁系へと行きます。それに対して、
嗅覚の刺激だけはダイレクトに感情を司る大脳辺縁系に届きます。
香りは、理屈や考えを通り越して無意識に反応するということですね。
また、この大脳辺縁系は自律神経系や内分泌系もコントロールして
います。
つまり、内臓の働きを調節するところが、感情を体験する場所と
同じということになります。
このことから大脳辺縁系は「内臓脳」ともいわれます。
私たちが普段抱えている感情(心のありかた)によって、身体の
働きが変わってくるということになりますね。何かにつけて不満を
感じたり、怒りや恨み、嫉妬などのネガティブな感情をもつことが
多くストレスを感じていると、身体にも悪い影響が及びます。
つまり、マイナスな感情を持ち続けるということは、自分で自分の
身体を痛めつけているようなものです。食生活、運動、休息など健康の
ための秘訣はたくさんありますが、私は感情(心)のあり方が身体に
与える影響は他のものを遥かに凌ぐ大きさだと体験的に思っています。
しかし、生きていればいろんな出来事に遭遇するので、マイナスな
思いを抱かないほうが難しいですよね。
起きてくる感情を無理に押さえ込むことによるコントロールではなく、
感情のアップとダウンをさっと効果的な気分転換によってコントロール
することがポイントだと思います。
感情のコントロールが幸せの鍵のように思います。
そして、香りはそれを大いに助けてくれます。





