第9回 「五月病」
2007.05.12 Saturday 10:46

さわやかな五月空と新緑がまぶしいこの季節。
晴れている日はとっても外がさわやかで気持ちがいいですね。
でも、五月病という言葉があるように、そんな外のさわやかさとは裏腹に気分は
ブルーになりがちという人はいませんか?
実は私たちの身体が気候の影響を受けているのです。この時期は
本格的に暖かくなり、湿度が急激に上昇します。湿気に弱いすい臓に
負担がかかり、それが脳にも影響しているのです。
うつ病や不安障害などの心の病は実は、すい臓と深い関係にあると
言われています。
すい臓は、食べたものを分解して糖にするために必要なインシュリンと
反インシュリンを分泌します。糖は脳の大切なエネルギー源で、
すい臓の働きが悪くなると、糖が脳にちゃんとまわらなくなるので、
なんとなくもやもやしてゆううつな気分になってしまうというわけです。
すい臓は脾臓と深いつながりがあり、すい臓がくたびれているときには
脾臓にも負担がかかり、脾臓はくよくよ悩む感情を引き起こす臓器
なので、脾臓の負担が大きいとうつっぽい気分になると中国医学では
考えられています。
ではすい臓に負担をかけないためにはどうすればいいのでしょうか。
腰湯で汗を出しましょう。湿気のせいで出にくい汗を出すと、すい臓の
負担が軽くなります。
また、食べ過ぎでインシュリンを大量に分泌しつづけていると、
すい臓が腫れてくるので食べすぎには気をつけましょう。
そして食べ物でも急激に血糖値を上げることになり、すい臓に負担が
かかるものと、ゆっくり血糖値を上昇させ、バランスをとるものが
あります。
砂糖や精製でんぷんは急激に血糖値をあげるのに対して、未精製の
でんぷん(玄米)、野菜、海藻は血糖値の上昇が穏やかで身体に負担が
ありません。
現在、精神科の分野で最も発展している考え方に「分子整合精神医学」
というものがあります。
これはうつ病や統合失調症などの心の病は脳内の神経伝達物質の
インバランスによって発生するという考え方で、心の病を正しい食生活、
ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸をうまく摂取することで治すものです。
薬は選択的セロトニン再取り込み阻害剤などで脳内のセロトニン不足を解 消することで、うつ病の症状を抑えたりしていますが、薬は副作用が強
く、長期の使用で耐性が発生し、依存症になりやすい。
人工の薬をできるだけ使わずに、人体に存在する天然の物質を利用して
脳内のバランスを回復しようというものです。
最近気分がブルーで調子がでないなあという方は、少し食べ物にも
気をつけてみてください。





